アルトネリコ攻略1
『初めては痛いって聞いたけど、あなたの入れてほしいの』
……どうします、内気でコンプレックスの塊のようなヒロインにこんなことを言われたら。
危うく家族が来たのでリセットボタンを押しそうになりましたw
アルトネリコには『ダイブ』というシステムがあります。
平たく言ってしまえば、これをやらないと技や装備品が手に入らないのです。
物語には必須のシステムと言えるかもしれません。
しかしこのシステムが曲者なのですよ。
ヒロインの深層心理へと潜り込んで、その子の心のしがらみを解きほぐすことによって能力を開放していくのです。
深層心理の世界は、ヒロインの妄想世界なので色々なことが繰り広げられるのですよ。
巫女服で出てきたり、学園物のブレザーを来て出てきたり。
悪魔が出てきて誘惑したり、天使が出てきて留めたり。
そのイベントを乗り越えるには、ヒロインとの信頼度が大事なのです。
信頼度は戦闘でヒロインを守ることによって稼ぐことが出来ます。
戦闘で守りつつ信頼度を溜め、ダイブによって新しいコスチュームや技が増えていく……このシステムはとても新鮮です。
……しかしここまでプレイして思うことがあるのですよ。
よくこのゲームはCERO12で済んだな、と。
CEROを上げるためにはいくつかの条件があります。
大きく分けると、
『性表現系』
『暴力表現系』
『反社会的表現系』
『言語・思想関連表現系』
の4つです。
ここから更に、表現度合いと言うものがあり、
『直接的であるか間接的であるか』
『肯定的であるか否定的であるか』
『必然的または自然的であるか否か』
です。
この観点からアルトネリコを考えると、……まだ途中までしかプレイしていませんが、
『性表現』に関しては、直接の言葉を使っていないにしろコスチュームなどで直接的であり、それを肯定していて尚且つ必然的です。
『暴力表現』に関しては、出血などの描写は無く間接的であり、暴力自体に否定的ですが必然的です。
『反社会的行為表現』に関しては、人権の蹂躙などが間接的にありますが、否定的で不自然的です。
『言語・思想関連表現系』はありません。
……以上、CEROの基準に当てはめて考えて見ましたけど、とても無理のあるシステムだなあ、と。
審査基準を考察してみると、細かくカテゴリーに分けて、無理やり『白』か『黒』に仕分けようとするあまり、全体で見ると灰色になっている感があります。
そこから推奨年齢を決めようと言うのだからムツカシイ。
いっそのこと、年齢で人格が決まることなんて無いのだから、推奨年齢システムではなくてアイコンを作ってそれをパッケージに並べてはどうでしょうか。
ハートマーク……キスシーンがあります。
ナイフマーク……出血します。
W.C……排泄などの描写があります。
見たいに。
うん、それが分かりやすくて良さそうです。
……何が言いたいのかと言うと、CERO12のゲームを家族の前でできない僕は想像力がたくましいのか、それとも今の12歳の子供たちが進んでいるのか……どっちなのかはこれからのCEROの審査基準に掛かっていそうです。
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