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2006.05.05

長編の予感

タイトル:キーリ4 長い夜は深淵のほとりで
著者:壁井ユカコ
出版社:メディアワークス(電撃文庫)
初出:2004/2/25

あらすじ:
ハーヴェイが失踪してから1年半。16歳になったキーリは、ハーヴェイのことを忘れようとしながらも平穏な日常を過ごしていた。
しかしある日、キーリの出生の手掛かりが見つかったと旅立つことに……。

感想:
この作品に連綿と受け継がれていることですが、今回も例にもれずネガティブな少女と面倒くさがりで不老不死の青年がくっついたり離れたりする話で、そのなかで少女が少しでもポジティブになったり、青年が生きる目的を見つけたりするお話です。

ここからはネタバレ注意で。

基本的にはお話の進め方は変わりませんけど、1作目と比べるとあの世とこの世の境界線が曖昧になってきているような気がしました。

この作品では幽霊が重要な役割を果たしているのですが、最初の方と比べると、ずいぶんにぎやかになったものです。普通の生きてる人間と間違ってしまうほどでしたw

あとはグロテスクな描写が、巻を追うごとに強くなっているかな、と。
相変わらずのハーヴェイのやられっぷり(だけど不死身)に、溺死体が襲ってきたり(挿絵有り)などが合わさって、かなり強烈です。……夢に出てきそうだ。

 

これは欲張りすぎかもしれませんけど、キーリとハーヴェイが仲直りするシーンがちょっとそっけなかったなと思いました。

もっとも、このそっけなさが2人らしいと言えばらしいのですが。

書評サイト
積読戦線異状無し

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