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2006.08.03

問題が山積/涼宮ハルヒの憂鬱1

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タイトル:涼宮ハルヒの憂鬱1
原作:谷川流
漫画:ツガノガク
キャラクター原案:いとうのいぢ
初出:2006/4/26
オススメ度:3点
備考:アニメから入った人にはキツイ

あらすじ:
涼宮ハルヒという高校1年生の少女が、SOS団という部活を新設して不思議な事象を探そうと街を歩き回るお話。
部活に入ってくるキャラが宇宙人だったり未来人だったり、超能力者と個性的だけど、その個性を生かしきれていない感が。


感想:
ネタバレ注意。

ハルヒが好きな人にとってはこれからひどいことを書こうかと思います。しかし僕はアニメ版のハルヒは気に入っているので、アンチではないと思うのですが……。

まず、問題なのがツガノガクの構成力の無さ。
構成に失敗しているので、コメディなのかシリアスなのか読者にうまく伝わっていない。具体的に指摘すると、P48の長門が「涼宮ハルヒと私は、普通の人間じゃない」と言うシーンがあるけど、これをこの構図でやってしまったのは致命的

漫画では、音楽も無ければ口調さえも読者まかせなので、構図が重要になってくるとおもうのですよ。そこでコメディ向けのキャラの横配置というのは良くない。次のコマのキョンの表情も驚いているのだか笑いをこらえているのか、微妙なところです。

次に、背景とキャラに違和感がある。
机がオモチャみたいだし、キャラクターの書き込みも雑。
話のテンポを無視して「松本零士風の睨み」をするので違和感が。

キョンの性格が掴めない。
冒頭で非日常を求めながらも諦めているのかと思えば、実際に非日常に触れたらそれを否定しているような発言が目立つ。

セカイ系なのは分かるけど、それならば背景を効果的に使って雰囲気を出す努力をしたほうが良いかと。

ストーリーは、部員のメンツがそろって街を歩き回るだけなので、かなり盛り上がりに欠けます。
宇宙人や未来人、超能力者の説明をしていますが、それだけで終わってしまいかなり事務的。印象付けが弱い。

 

そんなわけで大変申し訳ないのですが、コミック版の涼宮ハルヒは僕的にはオススメできません。
小説は高い評価を得ているらしいので、そっちを読んで口直しをしたくなりました。
もし、そのように誘導させようとコミック版を出したのならば、角川の戦略の素晴らしさに感涙してしまいそうですが。

2巻も一緒に買ってきてしまったのですが……さあ、この極貧評を覆すほどのパワーを見せてくれるのか楽しみです。

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Comments

1巻で自己紹介で谷口でタ行、でキョン?行、で!涼宮ハルヒ サ行っておかしくないですか?

Posted by: ∞ | 2006.09.08 at 21:39

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