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タイトル:神様家族
原作:桑島由一
作画:たぱり
出版社:メディアファクトリー(MFコミックス)
初出:2006/5/31
オススメ度:2段
ストーリー:1段
キャラクター:2段
背景:4段
コマ割:5段
あらすじ:
神様の息子で次期神様候補の神山佐間太郎は、人間について詳しく知るために、幼馴染の天使のテンコと一緒に人間として生活している。
そんなある日、佐間太郎のクラスに小森久美子という美少女が転校してくる。佐間太郎は一目ぼれしちゃってなんとか久美子に振り向いてもらおうとするのだけど、なかなか上手くいかない。
感想:
ここから下に書かれていることは、誹謗・中傷ではなく、純粋な感想です。
大量のネタバレも含まれていますので、どうかご注意ください。
神様家族が好きな人や、怒りやすい人は見ないほうが良い内容です。この記事を読んで気分を害するなどしても如何なる責任も取れません。
人によって本を読んだときの感想は違うので、これから書くことが全てだとは僕は少しも思っていません。また、ここに書かれていることに他意はありません。純粋なコミック版神様家族への感想です。
まず問題なのは、八百万神の日本において、神山佐間太郎がなんの神様なのかの説明がないこと。
これだけなら気にならなかったけど、佐間太郎の父親は奇跡の力と言って人間に淫乱な行為を強要させていました。これでは神様でなくて悪魔です。
次に問題なのが神山佐間太郎の年齢が第1話に説明されていないこと。あることにはあるけど、中学生か高校生のどちらとも受け取れる言い回しでした。
第1話の短いページの間で主要キャラクター7人を登場させているので導入部としては顔見せイベントで終わっているしその中核がブルマで、それを男に穿かせたりと第一印象があまりにも悪すぎる。
そしてなによりも佐間太郎があまりにもご都合主義過ぎる。
あるときは父親の奇跡の力を頼っていたり、あるときは反抗期の子供のような態度をとったりと、これでは主人公として魅力がない。そうさせたいのならもうちょっと感情の移ろいを緩やかに描いた方が良かったのでは。これではただの駄々っ子にしか見えない。
それは他のキャラクターにも言えることで、気付いたら半裸で抱き合っていて強姦されそうになった男と一緒にプールに行こうと考えるだろうか? しかもその手が脅迫となれば普通だったら教師や警察に相談するはずだ。
それ以外にも神様なら法律を破ってもOKという描写があったり、何のために人間として生活しているのだか分からない。
まだこれだけだったら公衆の面前で酷評する気は無かったのですが……極めつけが佐間太郎の最後のセリフ。
「俺を人間にしてくれ!」
……えっ?
佐間太郎、人間じゃなかったの……えーっと、導入部にちゃんと「人間となり、人間として生き、人間として悩み……」と書かれているのですが……。
うーん。分からない。
全体的にハイテンションで、5速で坂道発進させられているような感じでした。
どんなに絶妙にクラッチを繋いでも前に進まない。
アクセルを踏んではエンスト気味に自己完結していくストーリーに、ラストまで前に進むことが出来ませんでした。
急な坂道ではギアを1速に入れないと前に進みませんよ、と。
最後になりましたけど作画はとてもすっきりしていて綺麗だと思いました。ただ、キャラクターの考え方があんまりでした……。
ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
言いたいことがある人もたくさんいることだと思います。
あまり批評は好きではないのですよ。僕だって油断すればこうなってしまいかねませんし。
ただ、こういった話を読んで、良くない箇所を洗っていけば同じ轍を避けることが出来るんじゃないかな、と。
以上、初めての酷評でした。
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