2006.08.30

映画とは違うそうで/ブレイブストーリー1

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タイトル:ブレイブストーリー1(スニーカー文庫版)
著者:宮部みゆき
イラスト:千羽由利子
初出:2006/6/1
オススメ度:4点
備考:冒険は無し

あらすじ:
ネタバレ注意。
小学5年生のワタルの両親の仲が段々と険悪になっていって、ついにお父さんは他の女性と一緒に家を出て行ってしまう。

ワタルは、ゲームのような別世界”幻想”(ヴィジョン)に運命を変えるために旅立つ。

感想:
この作品、ブレイブストーリーですか。映画版は小説版と違ってストーリーがさっぱりしているようです。映画だとお父さんはすぐに家を出てってしまうそうですけど、小説版だと1巻かけてやっと出て行きました。

一家離散の危機にワタルをどん底に叩き落すのは、ストーリーの展開としては分かるのですが……これではライトノベルじゃないですよね。
軽やかじゃないし、夢と希望もありゃしない。

この1巻で読むのをやめてしまったら、ワタルはゲームの世界に現実逃避してるのと変わらないし。

とにかく、現在2巻目を読書中であります。

段々とタイトルどおりの剣と魔法と勇気のお話になってきましたが、果たして宮部さんはブレイブストーリーをどのように終わらせたのでしょうか。

ゲームの中に逃げ込んで運命が変わったら、それほど素晴らしいことは無いでしょうね……。この1巻目の昼ドラのような展開にはちょっと驚いてしまいましたけど、これに近い体験を持っているもので素直に楽しめませんでした。

2巻目からは楽しめるお話だったら良いな。

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2006.08.02

切なさ×ミステリー/暗黒童話

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タイトル:暗黒童話
著者:乙一
出版社:集英社
初出:2004/5/25
オススメ度:5点
備考:乙一トラップは健在

あらすじ:
突然の事故で記憶と左眼を失ってしまった女子高生の「私」。
臓器移植手術で死者の眼球の提供を受けたのだが、やがてその左眼は様々な映像を脳裏に再生し始める。
それは、目が見てきた風景の「記憶」だった……。

感想:
ネタバレ注意!
この作品は乙一が初めて原稿用紙200枚以上書いた作品だそうです。言われてみれば、乙一といえば短編のイメージがあります。GOTHとか。

しかしオススメ度は「普通」の5点にさせて頂きました。何故かと言えば、乙一らしい切れ味が感じられなかったからです。死者と生者の決定的な溝のなかでさ迷う「私」は切なくもありましたが。

ただし乙一らしい悪質なトラップは健在で、予想していたラストの更に上を行かれてしまいました。

僕的には「和弥」の記憶に関しては細かく書いてあったけど、「私」に関する記憶にはさらっとしか描写されていなかったので、そこがちょっと惜しかったです。エピローグはもうちょっと深く書けたのでは。記憶を取り戻しつつあるのを惜しむ様子とか。

……と、こんなことを書いているけど、ミステリーが好きで微グロが好きな人は読んでいい作品ですよ。

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2006.07.13

ちょいグロ/断章のグリム2 ヘンゼルとグレーテル

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タイトル:断章のグリムⅡ ヘンゼルとグレーテル
著者:甲田学人
出版社:メディアワークス
オススメ度:7点
備考:80ページまで説明が続く。

あらすじ:
ヘンゼルとグレーテルを元にして描かれる学園ホラー小説。
ヒロインの雪乃がリストカット常習者だったり、幽霊に取り憑かれていたりとマニアックな設定。

主要キャラクター以外はことごとく惨殺されていく。

雪乃に出会ったが最後、死亡フラグが立ち、
クラスメートであろうと箸で目を突かれたり、生きたまま電子レンジに詰め込まれたりする。

感想:
ネタバレ注意。
全体的に説明が多いです。全300ページの中で、前半の80ページが説明です。その後もキャラクターの能力などの説明が多かったです。

2巻目ということで、1巻で登場したキャラクターの説明も重複していたので、省けるところはかなりありました……僕的には無かったほうがよかったです。

しかしこの作品の見せ場は後半の恐怖を煽るシーンなのですよ。
著者曰く、『スプーン一杯分のグロテスク』らしいのですが、それで『グチャグチャになった3人分の体のパーツをこね合わせたモノが冷蔵庫の中から溢れ出してきた』というのは凄いっすね。

この著者が本気になってグロシーンを書いたらとんでもないことになりそうだと妄想してしまいました。怖そうですが、ちょっと見てみたいものです。

 

イラスト担当の三日月かけるが手がける挿絵もメルヘンなイメージと融合して高い完成度を誇っています。
もうちょっとキャラごとに表情を描けるようになれば、いい絵師になれることでしょう。

ライト怖いもの好きな女の子にオススメです。

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2006.07.03

ギャルゲー的なテキスト/とらドラ!

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タイトル:とらドラ!
著者:竹宮ゆゆこ
イラスト:ヤス
出版社:メディアワークス
初出:2006/3/25
オススメ度:8点

あらすじ:
桜舞う4月。高校2年。新しいクラス。
目付きは悪いが普通の男子、高須竜児は、ちっちゃいのに凶暴獰猛、“手乗りタイガー”と恐れられている逢坂大河と出会う。そして彼女の知ってはいけない秘密を知ってしまい――。それが竜虎相食む恋と戦いの幕開けだった!



感想:
パソゲーのシナリオも担当したこともある竹宮ゆゆこが書いたライトノベルの登場です。

目付きが悪いことで周囲から怖がられていことがコンプレックスの竜児と、ちっちゃくて可愛いのに凶暴な少女の大河(あだ名が手乗りタイガーw)が壮絶な恋愛バトルを繰り広げます。

展開としてはお約束の『竜児と大河がお互いの友達を好きになってしまって協力していく』感じでストーリーが進んでいき、苦心して思いついた作戦がなかなかうまくいかずに四苦八苦する様子がとてもコミカルに描かれていましたよ。

ラブコメとしては、登場キャラクターに特殊能力が無くて、ある程度お約束で話が進んでいきますけど、とにかくギャルゲーのテキスト並みにテンポ良く話が進んでいくので一気に読み終えてしまいました。

ただ、僕は最近ギャルゲーをめっきりやらなくなったので、その場の光景が思い描けずに置いていかれてしまうことが時折ありました。
あとは自分たちのコンプレックスが世界に直結していたりとセカイ系の匂いがそこはかとなく。

今の高校生の男の子には『とらドラ!』が大人気ということで……ちょっとオールドタイプになってしまった気分になりました。ニュータイプにオススメ。

 

しかし『とらドラ!』の最大のオチはあとがきにあって、竹宮ゆゆこさんは『大好きなたらこスパ食べ過ぎて太ったのでダイエットしなければ』と言った直後に、イラスト担当のヤスさんが『竹宮さん、今度たらこスパ食べてみます』と言ってます。
例えるのなら、とらドラの主人公のような微妙な息の合わなさが見事に表現されていましたw

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2006.06.15

BAMBOO BLADE1、2

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タイトル:バンブーブレード1、2
原作:土塚理弘
作画:五十嵐あぐり
出版社:スクウェア・エニックス(ヤングガンガンコミックス)
初出:1巻=2005/10/25、2巻=2006/2/25
オススメ度:1巻=5点2巻=5点

備考:面白くなってくるのは1巻の半分あたりから。

あらすじ:
室江高校剣道部顧問・石田虎侍(通称コジロー)は、毎日の食費にも困る貧乏教師。
ある日、そんな彼を奮い立たせるウマイ話が舞い込み一念発起。

女子部員たちの強化に乗り出す。
その「ウマい話」とは…!?


感想:
いつもヤングガンガンの話題になるとバンブーブレードを勧めてくる友人がいるので購読しました。人気作品らしく品切れ続出で、手に入れるのに苦労しました。

さて、『清村くんと杉小路くんと』や『マテリアル・パズル』の土塚理弘が原作を手がける作品ということでなんとなく嫌な予感がしていたのですよ。(ほめ言葉)

というのも、僕の場合は土塚理弘といえば清村くんのイメージが強すぎて、めくってもめくっても落ちがない! というのに強烈な違和感を覚えてしまうのですよ。

さて、このバンブーは…………あー、やっぱり普通の作品だ……。

剣道を題材にした漫画なのですが、学園生活の掛け合いと、ギャグが強調されていてあんまり剣道漫画っぽくなかったです。この辺はいい意味でこの作者の持ち味ですが。

小さくて無口後輩キャラのタマちゃん、
ダメ先輩のキリノ、
Sキャラのミヤミヤなど、かわいくてきれいな女の子がたくさん出てきますょ。
土塚さんが原作担当で、作画が別の人なのがなんとなく分かるような気がしましたw

個性的なキャラクターが多く登場するので、青春モノ漫画として読むのなら楽しめるかと。

しかし問題なのが面白くなってくるのが1巻の真ん中あたりからということで、2巻が終わってもまだまだエンジンがかかっていない感があります。

2巻の終わる間際、やっと剣道漫画っぽい側面が出てきたので、面白くなってくるのはこれからでしょうか。

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2006.05.30

ハリポタ的ファンタジーが好きなら

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タイトル:Aventura(アヴェンテューラ)
著者:翠川しん
出版社:講談社(シリウスKC)
初出:2006/4/21
オススメ度:7段

ストーリー:7段
絵:9段
背景:9段
コマ割り:6段
備考:絵の書き込みが細かい。

あらすじ:
錆びた剣と、それと同じ色の髪をもつ少年、ルーウィン・ランディット。彼は魔法を使えないクセに由緒正しい『ガイアス魔法学院』に入学してしまう。

ガイアス魔法学院とは、未来を担う魔法剣士と魔法使いを育成するための世界の中心に位置する学校。

そこでルーウィンは魔法を使うことができずクラスで孤立する毎日を送ることになる。しかしある日、魔法使いの生徒、クリスとソエラに出会うことによって、徐々に世界が広がっていく。

しかしそこには思いもかけない事件が待っていた!

人気イラストレーター・翠川しんが描く、初コミック!
華麗に楽しく、剣と魔法とアドベンチャーの学院生活が、今、始まる!

感想:
さすがイラストレーターといいましょうか、絵のクオリティがものすごく高いです。髪の細部まで書き込んであるのはさすがです。

この著者は、電撃文庫で発売されている『Missing』シリーズの挿絵担当でして、絵のクオリティの高さには定評があるのですよ。

1コマ1コマを見ても、背景にいたるまで挿絵並みのクオリティの高さです。常人だったら気が狂う。

肝心のストーリーの方は、女性的な視点から見た少年たちの友情を描いた物語です。剣か魔法のどちらかしか使えない少年たちが、自分の欠点を補いながらも前に進んでいく姿は物語の王道かと。

漫画にしては説明が多いですけど、ファンタジーとしては許容範囲です。むしろ世界観に浸かれるのでOK。

とにかくアヴェンテューラは書き込みの細かさです。
しかしこの著者は腱鞘炎で休載が多いらしいです。ぼくはコミック派なので詳しくは知りませんが。確かにほかのコミックと比べると刊行ペースが遅いかな、と。この書き込みの細かさを見ているとちょっと心配になってくるのですよ。

大きなお世話かもしれないけど、書き込みが細かすぎて見にくいところもあるので、ベタがちょっと欲しいです。

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2006.05.25

長かった……。

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タイトル:キーリ5、6 はじまりの白日の庭(上)(下)
著者:壁井ユカコ
イラスト:田上俊介
出版社:メディアワークス(電撃文庫)
初出:5=2004/7/25、6=2004/9/25
オススメ度:5=6段、6=6段

ストーリー:7段
キャラ:7段
背景:8段
設定:6段
イラスト:8段

あらすじ:
キーリとハーヴェイそしてラジオの兵長は、不死人がいるという噂を聞いて、ベアトリクスがいるかもしれないとウエスタベリへやってきた。

しかしハーヴェイはいつも1人で出かけてしまいキーリは置いてけぼり。そんなことで黙っているはずのないキーリは、1人で街を探索しはじめて――。

感想:
今回も例によってめんどくさがり屋の青年とネガティブな少女がくっついたり離れたりして、やっぱりくっつくお話で、その中でハーヴェイの過去が明らかになったりします。

巻数にして文庫本の上下巻の素晴らしいボリュームでした。

壁井ユカコはやっぱり短編のほうが面白いなと読み終わってから再確認しました。いや、つまらなかったわけではないのですよ。
上下巻を使って語る価値のあるエピソードですし、それだけ面白かったのですが……しかし一文一文が長くて、しかもこの著者は句読点が嫌いなのかと思ってしまうほど点を打たないので、ちょっと疲れてしまいましたw

 

ところでイラスト担当の田上俊介の画風が変わりましたね(気付くのが遅いですが)。

ぼく的には1、2巻の頃の書き込まれた瞳が好きだったのですが……そのおかげでキャラクターに妙な影があって、あの感じがなんともネガティブでw

いや、いまの柔らかい画風も綺麗で素敵ですよ!

そんなわけで6巻には電撃hpで連載された漫画『ガラスの向こうの彼によろしく』が載っています。

1巻で2度美味しいです。

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久々に笑いましたよ

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タイトル:すもももももも~地上最強のヨメ~1、2
著者:大高忍
出版社:スクウェア・エニックス(ヤングガンガンコミックス)
初出:1巻=2005/6/25、2巻=2005/9/25
オススメ度:1巻=8段、2巻=9段

ストーリー:6段
キャラクター:8段
背景:7段
コマ割:10段
備考:妹キャラが萌え、構成力高い。

あらすじ:
暴力恐怖症の高校生、「犬塚孝士」の元に地上最強のヨメ、「九頭竜もも子」がやって来た!
その拳は地を割り、
その脚は天を駆ける!!
連載開始直後から各方面で話題を呼び大人気となった史上最強熱血ラブコメ第1巻!!
~本書あらすじより引用~


感想:
武闘派ラブコメ漫画として楽しんで読むことが出来ました。やっぱりコメディーに大切なのはリズムだなと再確認させられましたよ。ぐいぐい引き寄せられる。
テンションをあげる前にある程度リズムをつくっておいて、期待感を膨らませながらページをめくると予想を超える展開が! ってな感じで。

この作者は構成力が見事なのでページをめくるたびに笑えます。

コメディーで笑ったのは久々ですよ。……アニメ版エクセルサーガ以来ですか……。

それと素直じゃない妹キャラの「いろは」が殺人的に可愛かったです。妹キャラには萌えたことはなかったのですが……これはマジでヤバイw
可愛くないところが可愛いなんて……反則です。

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2006.05.24

5速で坂道発進させられた感じ

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タイトル:神様家族
原作:桑島由一
作画:たぱり
出版社:メディアファクトリー(MFコミックス)
初出:2006/5/31
オススメ度:2段

ストーリー:1段
キャラクター:2段
背景:4段
コマ割:5段

あらすじ:
神様の息子で次期神様候補の神山佐間太郎は、人間について詳しく知るために、幼馴染の天使のテンコと一緒に人間として生活している。

そんなある日、佐間太郎のクラスに小森久美子という美少女が転校してくる。佐間太郎は一目ぼれしちゃってなんとか久美子に振り向いてもらおうとするのだけど、なかなか上手くいかない。

感想:
ここから下に書かれていることは、誹謗・中傷ではなく、純粋な感想です。
大量のネタバレも含まれていますので、どうかご注意ください。


神様家族が好きな人や、怒りやすい人は見ないほうが良い内容です。この記事を読んで気分を害するなどしても如何なる責任も取れません。
人によって本を読んだときの感想は違うので、これから書くことが全てだとは僕は少しも思っていません。また、ここに書かれていることに他意はありません。純粋なコミック版神様家族への感想です。


まず問題なのは、八百万神の日本において、神山佐間太郎がなんの神様なのかの説明がないこと。
これだけなら気にならなかったけど、佐間太郎の父親は奇跡の力と言って人間に淫乱な行為を強要させていました。これでは神様でなくて悪魔です。

次に問題なのが神山佐間太郎の年齢が第1話に説明されていないこと。あることにはあるけど、中学生か高校生のどちらとも受け取れる言い回しでした。
第1話の短いページの間で主要キャラクター7人を登場させているので導入部としては顔見せイベントで終わっているしその中核がブルマで、それを男に穿かせたりと第一印象があまりにも悪すぎる。

そしてなによりも佐間太郎があまりにもご都合主義過ぎる。
あるときは父親の奇跡の力を頼っていたり、あるときは反抗期の子供のような態度をとったりと、これでは主人公として魅力がない。そうさせたいのならもうちょっと感情の移ろいを緩やかに描いた方が良かったのでは。これではただの駄々っ子にしか見えない。

それは他のキャラクターにも言えることで、気付いたら半裸で抱き合っていて強姦されそうになった男と一緒にプールに行こうと考えるだろうか? しかもその手が脅迫となれば普通だったら教師や警察に相談するはずだ。
それ以外にも神様なら法律を破ってもOKという描写があったり、何のために人間として生活しているのだか分からない。

まだこれだけだったら公衆の面前で酷評する気は無かったのですが……極めつけが佐間太郎の最後のセリフ。

「俺を人間にしてくれ!」

……えっ?
佐間太郎、人間じゃなかったの……えーっと、導入部にちゃんと「人間となり、人間として生き、人間として悩み……」と書かれているのですが……。

うーん。分からない。

 

全体的にハイテンションで、5速で坂道発進させられているような感じでした。

どんなに絶妙にクラッチを繋いでも前に進まない。
アクセルを踏んではエンスト気味に自己完結していくストーリーに、ラストまで前に進むことが出来ませんでした。

急な坂道ではギアを1速に入れないと前に進みませんよ、と。

 

最後になりましたけど作画はとてもすっきりしていて綺麗だと思いました。ただ、キャラクターの考え方があんまりでした……。

ここまで読んでくれた方、本当にありがとうございます。
言いたいことがある人もたくさんいることだと思います。

あまり批評は好きではないのですよ。僕だって油断すればこうなってしまいかねませんし。

ただ、こういった話を読んで、良くない箇所を洗っていけば同じ轍を避けることが出来るんじゃないかな、と。

以上、初めての酷評でした。

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2006.05.22

だんだんドツボにハマッてきた(著者が)

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タイトル:NHKにようこそ!3、4巻
原作:滝本竜彦
漫画:大岩ケンヂ
出版社:角川書店(角川コミックス)
初出:3巻=2005/5/26、4巻=2005/11/26
オススメ度:3巻=7段4巻=6段

ストーリー:6段
キャラクター:6段
背景:7段
コマ割:5段

あらすじ:
主人公で引きこもりの佐藤達広君が、ネトゲーでお金を稼ごうとしたり、マルチ商法に引っかかって借金を作ってしまったりするお話。

全体的に引きこもり度が上がっていて、未来も見えないし終わらせ方も予想がつかない。

ここまでやると漫画として素直に笑えないです。

 

感想:
ネタ的にもそうなんですけど、原作者がスランプになって精神的に病んできたかな、と。

3巻ではその予兆があり、4巻では本格的にネタ切れな感があります。

ヘビーな内容を取り扱うのは良いのですが、漫画としては最初のように喜劇的な気分で読めなくなってきました。

4巻はその症状が顕著に出ています。テーマだけではなくて、ストーリーの展開が早すぎる。1つ1つのネタは良いのですけど、膨らませきっていないので各話のペースが早くなっているのですよね。

とにかく、ここまでキャラクターをどん底に落としきったのだから、次回は這い上がっているところを見たいです。

かなり儚い希望ですが。

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